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テーマ

未知との共生

 
タイトル『床下』

 

 

とある古民家に引っ越してきた老人、そこに住み着いていた猫 と 共同生活が始まる。。。

 

 

「おいっ白(ハク)、ほれっマタタビ食うか?」

 

・・・まったくこの年寄りは、吾輩の事をかってに白(ハク)などと呼ぶ。

 

いい迷惑だ。

 

吾輩の寝床だった場所も、随分と変なモノばかり増えてしまった。

早く出て行ってほしいものだが、この年寄りのくれるマタタビという食べ物はすこぶる美味しい。

しょうがなく、一緒に暮らしている。

今、吾輩が心置きなく寝れるのは、年寄りに奪われた寝床の下に広がるこの場所だけだ。

不思議な場所だが、吾輩は居心地が良ければそれでいい。。。。

 

さて、寝るとしよう。

 

「 ニャァーー 」

 

 

 

 

 

 

 

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